2023/09/06 14:54
ハンバーグと言えば牛か豚か合い挽きが当たり前かのように皆同じ事してますが、そのお肉がもっと旨味の詰まった物を合わせたらもっと美味しくなるんじゃないかと北海道産短角牛ランプ肉と長崎県産猪バラ肉をミンチにしてハンバーグにしました。通常赤身の多い短角牛のランプですが比較的サシの入った部分で旨味も強く口どけの良い滑らかな食感。猪は豚とは全然違う脂の溶け方、旨味があります。じっくり低温で焼いてから自家製のデミグラスソースに合わせました。いわゆるジューシーさでは無い旨味をしっかりと感じられるハンバーグです。
レストランの頃から豚肉ではなく猪を使うようにしてました。なぜならなかなか安定して安全で美味しい豚肉が手に入らなかったためです。
もちろん日本でも安全性にこだわって生産された豚肉もありますが、そういった豚肉は流通が特殊だったり価格も高くなってしまうのでなかなか手を出せませんでした。それならいっその事野生の動物なら遺伝子組み換えや農薬の心配も少ないだろって事で使い始めたのがきっかけです。実際使用してみると臭みも無く脂に旨味を感じる美味しいお肉でお客様にも喜んで頂けました。
日本で流通している豚肉の約70%は身体のどこかしらになんらかの病気を持って出荷されると聞いた事があります。その病気の部分を切り取って使える物が私たちの食卓にたどり着くという事です。病気の部分切り取れば安全なのでしょうか?それは少し不安ですよね。配合飼料による遺伝子組み換え作物の影響も心配です。安全な食物を手に入れるというのは今の日本ではなかなか難しい状況です。もちろん人それぞれの価値観で何をもって安全というかも違いますが、まずは知識をつけ、それから人それぞれ色んな条件を考え判断して選んで頂けたらと思います。
ちなみに切り取った病気の部分はドッグフードに使われるらしいです。「国産」を強調して謳っているドッグフードには要注意ですね。
